蛇の目ミシン工業株式会社の製品情報・CADデータの紹介 サ行 2010年10月03日 <企業名>蛇の目ミシン工業株式会社<企業説明>ミシンのほかに、24時間風呂「湯名人」でも有名である。最近では整水機・鋳造・産業機器・印刷など、ミシン以外の分野にも幅広く手を伸ばしている。なお、社名の「蛇の目」は自社で販売していたミシンの糸巻の形の形式が蛇の目式と呼ばれていたことから(社名の由来)、自社ブランドにしたもの(但し、加藤龍之他編の「社史」によれば、「糸巻」の見た目が「蛇の目」紋に似ていたからで、同様の「弦巻」も候補にあっという)。 海外ではエルナニューホームブランドとしてのミシンの販売も行っている。 社歴的には「リッカー」と関係が深いが、商業出版にこの事情の記載は無く、社内資料的な社史以外に記録は無い。 販売に関しては昭和末期より羽毛布団も販売しており、現在も続いている。家庭用24時間風呂に関してはパイオニア的存在。 ミシン外事業はミシンの試作から生まれた技術が多いが、小ロット鋳造等には定評が有り、航空宇宙、レース用バイク等の部品製作も行っている。印刷関係はカタログ等の印刷をグループ内で行えば経費削減になるという判断により子会社「ジェー・ピー・エス」を設立した直後に「光進事件」により安定株主を増やすため取引先印刷会社各社に株を買ってもらい、一時開店休業状態となったが、日本SF大会HAMACONの印刷物を一件実益5,000円で請ける事により辛うじて存続させた。「ジェー・ピー・エス」の利益は総額で20,000円程度だったと推定されている。 ミシン業界は伝統的に訪問販売が多く、更に女性向け商品が多いため、販売支店では母子家庭の人間の採用に積極的である。 世界で最初に家庭用刺繍ミシン「グラフイカ」を開発・販売したメーカーであり、当時のCMは「伊福部博士」「金田助手」「芳山助手」が登場するという裏設定が有ったが、当時の博報堂担当者の冗談を部長待遇課長として宣伝を仕切っていた加藤が部下の兜木に提示した所、面白いという理由で兜木が賛成してしまったために実現した物である。後に、このCMで「金田正太郎」を演じた牛山茂はアニメで「敷島博士」を演じている。また、仕手集団「光進」の小谷光浩による株式買占めで300億円を恐喝された事件の舞台になった企業でもある。 PR